民主党が政権を取った頃を思い返してみる

f:id:MariaRosa:20170822165733j:plain

パソコンのデータ整理をしていたら以前ブログに書き込んでいたときの下書きが出てきた。
それは2011年4月のもので、当時は民主党が政権を取ったらとんでもない事になるとの思いで民主党の不祥事と策略、更に政権を取ったらどの様なことしようとするかを書きまくっていた頃です。
しかし、その努力も空しく『一度民主党に任せてみよう』という世論(マスコミの印象操作)に負けて民主党政権が誕生してしまいました。
そこで皮肉も込めて書いたのが以下のブログでした。

民主党を応援してみる
変わらぬご支持をお願いします

―すべては国民の皆様のお陰―

国民が待ち望んだ夢の政権交代が実現し、様々な出来事がありました。
ここで民主党を応援する国民の一人として、私的な見解を紹介いたします。


1.天皇を利用しても、嘘をついても、別に構わない!

 先々年12月、百数十人の民主党議員は、中国で胡錦濤主席と秒刻みで握手をさせてもらいました。中国という素晴らしい国のトップと握手できたことはとても自慢出来ることで、その写真を見せたらみんなうらやましがっています。これも小沢幹事長の計らいによるもので、天皇を政治利用したことで実現できたのです。この件については色々と物議をかもしましたが、天皇の立場とか健康とか、この際どうでもいいんじゃないですか?中国人と握手するために天皇を利用するのも新しい外交です。民主党は国民に選ばれたのです。これまでの常識や古いルールを破ることこそ民主党の役割だと思います。
 基地問題についても、鳩山総理がアメリカに嘘をついたりして裏切ってしまったようになっていますが、国民が選んだ民主党政権なのですから、アメリカもわかってくれるはずです。今まで従順なイエスマンだった日本がアメリカに嘘をつくなんて、とてもかっこいいことだと思いませんか?


2.2位だろうが最下位だろうがいいんじゃないですか?

 また、民主党は税金の使い方にも革命をもたらしました。事業仕分けで達成できた削減額は、目標の4分の1以下でしたが、初めてのことなので落第点でも大目に見るべきでしょう。テレビで面白おかしく官僚いじめを公開出来たことこそが最大の成果なのです。また、仕分けによって技術開発や国民の生命に関わる予算も切捨てられてしまいましたが、国民に選ばれた民主党の好感度アップ作戦のためには、そのくらい仕方のないことだと思います。日本の国際競争力が2位になろうが最下位になろうが、なんとなく賢そうな蓮舫議員の言うことに従っていれば、日本の未来は明るいのです。


3.お金も投票用紙もバラまく太っ腹な民主党

 マニフェストでは、ガソリン暫定税率を廃止すると約束していましたが、実行出来ませんでした。子ども手当や農家補償など、選挙対策でたくさんお金をバラ撒くために、史上最大の借金をしたので、一部は諦めざるをえないでしょう。かつて民主党が、「ガソリン値下げ隊」なるものを組んで、必死に パフォーマンスをしていたことは、忘れてあげるべきです。今それを蒸し返すのは可哀相でしょう。
 その代わりと言ってはなんですが、民主党マニフェストから隠していた公約を強硬に推し進めようとしています。『外国人参政権』という法案で、例えば反日感情を持ったような韓国・中国籍の外国人にも日本の選挙に参加させようという、かなりビックリ仰天な内容。外国人を票田にしたいという意図が見え隠れしますが、日本人には何のメリットもない、とても危険な法案です。竹島などの日本領土を侵略し、日の丸を燃やすような人たちにまで選挙権を与えるなんて、さすが民主党は太っ腹な政党です。お金だけでなく投票用紙もバラ撒く。こういう豪快なところに日本国民はひかれたのでしょうね。


4.総理を見習い、バレるまで税金は収めなくていい!

 鳩山総理が母親から10億円以上を貰っていたことが問題視されましたが、これも大したことではありません。黙ってお金を送っていた母親が悪いのです。6億円ほど贈与税を脱税していたことについても、後から納めたので問題ないでしょう。税金を払っていなくても、知らぬ存ぜぬを突き通して、指摘されてから払えばいいのです。これは少し勇気のいることですが、「秘書の罪は議員の罪だ!」と威勢よく主張していた鳩山総理を見習って、義務や責任、モラルというものを放棄すれば出来ることだと思います。 何より「恥」を捨てることが大事だと、鳩山総理の振る舞いから学べたことでしょう。総理は国民の鑑(かがみ)です。
 ちなみに、かつての麻生さんの、漢字読み間違いとかホテルのバー通いとかの方が酷かったですよね?それに比べたら、鳩山総理の巨額脱税やデタラメな報告書など、取るに足りないものだと思いませんか?総理は恵まれた家庭に育ったのだから、何でも許されるのです。


5.土地購入は趣味。不都合な法律は変えればいい

 小沢幹事長の土地購入問題についても、大騒ぎするほどのものではありません。小沢先生は土地を購入することが趣味なのです。都内の一等地に10件以上もの土地コレクションがあるそうで、 何百人といる国会議員の中で、これだけたくさんの土地を購入しているのは小沢先生一人だけのようです。とても個性的な趣味であり、ほほ笑ましいことだと思います。ゼネコンからの裏金が使われたのではないかという疑惑がありますが、まさかそのようなことを小沢先生がするはずがありません。私の知る限り、土地購入が趣味の人に悪い人はいません。
 政治資金規正法の違反容疑で元秘書が3人も逮捕されたことについても、この法律自体、かつて小沢先生が主導して整備したものです。つまりこの法律は小沢先生のもの。都合が悪くなれば、また小沢先生が改正すればいいのです。「剛腕」「壊し屋」として高い評判を得ている方ですから、そのくらいは許されるでしょう。なにより、国民が選んだ民主党政権を牛耳っているのは、小沢先生なのですから。


6.検察、マスコミには徹底的な圧力と攻撃を!

 そして現在、検察と民主党との戦いが激化していますが、これこそ国民が待ち望んでいた変革です。小沢幹事長自ら疑惑を提供することで、検察という官僚組織をぶっ潰す機会が出来たのです。民主党は国民の支持を得て政権を獲得したのですから、それに歯向かう組織は有無を言わさず潰すべきです。マスコミの報道についても、総理の巨額脱税や小沢幹事長の疑惑よりも、かつての自民党の不祥事をどんどん取り上げるべきです。ばんそうこう大臣とか酩酊大臣とか、そういうのをほじくり返して利用すれば、政権与党ツートップの犯罪容疑などかすんでしまうはずです。ある民主党議員は、「検察との全面戦争だ!」と息巻いていました。実際に今現在、検察やマスコミへの圧力と攻撃は、良識ある 多くの民主党議員によって着々と進んでいるようなので、非常に頼もしい気持ちで見ております。


7.票の数も天皇もコントロールできる民主党

 万が一、もしこれでも民主党が来夏の参院選で負けるようなことがあれば、今度は選挙管理委員会と戦うべきでしょう。選管が票の集計で不正をしているかもしれないからです。検察とも戦う民主党に怖いものはありません。選管に難癖をつけて、民主党に都合のいいように得票数を操作するよう圧力をかければ、国民のための民主党は安泰です。さらに、それでも民主党の情勢が悪くなれば、今度は天皇を恫喝し、「国民は民主党を支持せよ」と言わせればいいのです。天皇の政治利用は一度民主党がやったことですから、今後もどんどん利用するべきでしょう。


8.賢い国民が選んだ政権に、間違いは無い!!

 天皇を政治利用し、国際外交で嘘をつき、公約を破り、総理が巨額脱税し、検察を攻撃する。 これらは一見、悪いことのように思えますが、国民が選んだ民主党のやることですから間違いはありません。「私や幹事長にカネの問題があっても、それを承知で国民は選んだ」と、鳩山総理は胸を張っておっしゃっていました。ナチスドイツや北朝鮮のような独裁国家は失敗しましたが、民主党政権はうまくいくはずです。なぜなら、民主党を選んだ国民はとても賢いからです。民主党がどんな悪事や不祥事を働こうが、気落ちする必要はありません。今後も変わらぬ支持で民主党を支えていきましょう!



現在は民主党が無くなり、その権化は民進党として息衝いています。
最近は自民党叩きがエスカレートして支持率が下がっていますが、流石にもう『一度、民進党に任せてみよう』ということにはならないでしょう。