社長さんが集まって何してるの?
今から2ヶ月前、7月にある社長の集まりに同席する機会がありまして、その時の出来事を書きたいと思います。
先ず社長同士の集まりでどの様な話をしているかというと、それは世に出ていない情報の交換と対策が主になります。
世に出ていないというだけあり、『これブログで書いたら反響大きいだろうな』と私は思ってしまうのですが、それが出来ないのでまるで御馳走を目の前にして待てをされた犬状態でした。
しかし、ようやくその時の情報が公になり出したのでもう時効だろうということでその一部を書いちゃいます。
(全て書いたら怒られるので当たり障りのない程度に)
それは解散総選挙の話です。
自民党の支持率が下がり始めていたので解散は無いだろうと世間が思っていた時期に一部の会社のトップは3ヶ月以内に解散はあるぞと情報を掴んでいました。
自民党が政権を失えば困る民間企業が多くいる訳で、例えば製造業、建設業などは大ダメージを受けます。
建設業を例にすると今から40年以上前、建設ラッシュで建てられた構造物は老朽化が激しく新たに作り替えなければいけません。
以前、民主党が公共工事が無駄だと言って予算を削りましたがあれは大きな間違いです。
今、大きな地震が来たら保たない構造物は全国に沢山あります。
それは皆が必要とする飲料水を貯水している配水池やダム、今では欠かせないスマホや証券取引などの情報通信回線を通している共同溝などで老朽化が進んでおり、直ちに作り替えるか補強しないといけない状況です。
決して無駄遣いの為に公共工事を計画している訳でなく、市民の生活を守る為に計画されている訳です。
しかし、今回の解散総選挙の影響でその計画が止まる可能性が出てきました。
解散するということは与党が野党に転落する可能性を意味します。
だから自ずと発注を絞り始めます。
実はこれが悪循環の始まりで民間企業に金が回らなくなると景気が悪くなり給料が下がる。
そこに消費税が上がると更に消費を控えて物が売れなくなるがこれ以上給料を下げることはこの御時勢できないから会社自体が潰れてなくなる訳です。
この悪循環のループは普通に考えれば誰でも分かることですが先生と呼ばれる政治家の皆さんには分かり難いようで(比較的自民党は分かってると私は思っているが)民間の社長さん達の方がよく心得ています。
景気を良くする。言い換えれば国が借金を減らし儲けることであり、この点は民間の方が知恵があり経験があるので政治家は我々民間にアドバイスを求めるべきではなかろうかと思います。
そう思えるほど今回の社長の集いでの談話は良い経験になりました。
いつまでも加計問題で騒いでいる国会中継がお遊戯に思えるくらいに・・・