『カメラを止めるな!』観て来ました

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カメラを止めるな!観た人は皆が口を揃えて面白いから絶対観た方が良いと大絶賛の今話題の映画を平日の夜に観て来ました。

私は観たいと思った映画は極力情報を入れずに観に行く方だから当然、当たりはずれがあって中には時間と金の無駄使いしたなと後悔したこともあります。

しかし中には予想に反して面白い映画と出会うこともあり、そんな映画を人に薦めて感想を聞くのが私大好きなんですね。





そこでこのカメラを止めるな!

これは珍しく世間の話題に影響されたのと人からの薦めで観て来ました。

ハッキリ言って観る前からかなりハードル高くしているので余程の事がないと満足できない状況です。

『さぁ、見せてもらおうか?新しい連邦軍モビルスーツとやらを』

という感じで少し斜に構えての鑑賞でそのときのレポートをします。

※映画の性質上ネタバレしないよう注意しながら、観た人のみ分かる表現で書いています。


平日の夜9時に関わらず席は満席

私の両隣は右が一人で来た若い女性客、左が60歳過ぎの老夫婦でした。

 
老夫婦の爺の方はコソコソ話をしたりお菓子の袋の音が五月蠅くて上映中もそんな状態だったら注意したろかなと思っていました。


そんな中での上映スタート

 
映像は如何にもハンディカメラで撮ったような粗い映像で低予算だから仕方がないかなと思いながら観てました。


そしてこの撮影手法、確かに凝ってるけどこの手法で撮った凄い映画は他にも知ってるぞ。


ここからは鑑賞中の心の声


ロシア映画エルミタージュ幻想の方が凄かったぞ!』



『もしかしてこの撮影手法を知らない人が過剰に反応しての高評価だったのか』



『なんか途中変なシーンがあるな?』



『この手法だと取り直しはキツイからしょうがないかぁ』



隣の爺もつまらなそうにしていて途中で帰るのではないかという感じになっていた。



『あれ、なんか訳が分からなくなってきたぞ』



『えっ、そこでそれが…』



『なに、その一人事』



『あんた死んだんとちゃうんかい!』



『やっぱ死んどんかーい!』



『えっ、もう終わり??』



『そんな訳ないよな』



『でも隣の爺帰るんちゃうかな?』



『あっ、展開変わった』



『ふーーん、成程、そう来るのね』



『セル版のボーナストラックみたいなもんか』



『でもこれ本編でやるか?』



『ハハハ、そう来たか!』



『ワハハ、そういうことね』



『ギャハハ、スゲェー!』



『ヤベェー、超ヤベェーよ!』



隣の爺も声に出して笑っていた。



『何か感動してきたぞ』



『なんなんだコレってばよ』



『いかん、泣きそう』



エンドロールが流れて



『うわぁぁぁぁぁ感動したぁぁぁ』



『拍手してぇぇぇぇ』



 
実況中継みたいになりましたがカメラを止めるな!を観たらこんな感じになりました。


映画を観て拍手したいと思ったのは『オーケストラ』以来です。

あれだけハードルを上げた状態で鑑賞したのにそのハードルを軽々と超えてみせたこの映画は間違いなく10点満点中の☆10点です。

一度観た人であれば必ずもう一度観たくなり、そして違った意味で更に楽しめると思います。

さぁて、週末子供連れてまた観にいくか。