ハイエンドオーディオの世界が分かるように車で例えてみた④

PIEGA

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スイスのものづくりの歴史は深く、有名なところでは時計など、その精緻さやデザイン性から世界中に認知されていますが、PIEGAが生み出すオーディオ製品もそういったスイスのクラフトマンシップイメージをより強固にする力を持つ存在です。

PIEGAスピーカーから奏でられる音の特長を一言でいうのなら、まさしく「美音」です。
寸分の狂いのない原音再生を追求し開発されてきたPIEGAのスピーカーは、特に女性ボーカルやピアノのシルキーで滑らかな高音が圧巻。
また、量感たっぷりであるが重くない低音、芯のあるふっくらとした中音も、聴かせてくれます。

技術的な特長としては、「リボン技術」と「シームレスアルミニウムキャビネット」があります。
このふたつの技術が、PIEGAスピーカーの類まれな特性に貢献しており、PIEGAのアイデンティティとも言えます。

PIEGAのリボン型ユニットは、強力な磁界と極限の薄膜で部分的にエンボス加工したフォイルをベースに設計されており、これはPIEGAだけが扱える唯一無二の技術です。
つなぎ目のないシームレスアルミニウムキャビネットも、一見無機質な金属音を出すのではとイメージさせますが、そこから流れ込んでくるサウンドは、まったくもって逆の、暖かみのある美しい響きで、こういったギャップもまた魅力のひとつとなっています。

この派手ではないが落ち着いてセンスのあるデザインから奏でられる美音はアウディにイメージが重なります。

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PMC

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オーディオで最高の音楽を楽しむには、アンプやスピーカー、プレイヤーに至るまで妥協してはいけないことです。
どれか一つだけでも妥協をしてしまうと、音質やバランスまでもが台無しになってしまいます。

さらにオーディオの組み合わせの中でも、最も重要な位置にあるのがアンプとスピーカーです。
アンプが作り出した波形を、いかに原音に近い音を再現できるかはスピーカーにかかってきます。

スピーカーの中でも、プロユースのスタジオにあるリスニング用のスピーカーや、映画館やホームシアターなど、あらゆる条件下でも、リアルに原音を再現できるのがPMCです。

PMC社が提供するスピーカーは、何よりも音を正確に表現するというポリシーのものとに作られています。
これは、スピーカーの役割をしっかり理解して、それを実現させる当たり前のことなのかもしれません。

そのこだわりが、スピーカー一本ごとに息づいているといえるでしょう。
手作りのこのスピーカーは、さらなる厳しい条件での音質テストを受け、合格した個体だけが出荷され我々の手元に届けられます。

PMCのスピーカーは、すでにお持ちのオーディオともマッチして、今までに聞いたことがないような新しい一面を見せてくれることでしょう。
その体感は、一度味わってしまうと、もう元に戻れなくなってしまうかもしれません。

原音を忠実に再生することからスタジオモニターとしてプロが使用しており、一般人から見れば武骨なデザインで他の煌びやかなハイエンドスピーカーと比べたら不満に思うかもしれません。

スピーカーは観るものではない、聴くものだと本質を突く考えの人には最高のチョイスとなるでしょう。

車で言えば排気量に頼らずに軽量化など走ることのみに追及したロータスがイメージに合うかなと思います。

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SONUS FABER

SONUS FABERの魅力は何と言っても、その「存在感のある見た目」と「色気のある個性的な音」「雑味が少ない明るい音」でしょう。
37年の歴史の中で培われてきた、イタリアならではの優美なデザイン、新感覚と伝統技術が融合された音など、リスナーの五感に訴える製品が最大の持ち味となっております。
見た目からもイタリア感が漂うため、部屋の雰囲気にも変化をもたらせてくれます。

「イル・クレモネーゼ」シリーズは、稀代のマエストロ・アントニオストラデイヴァリの傑作ヴァイオリン「イル・クレモネーゼ」の名を冠し、優美で画期的なデザインが用いられ、特にキャビネットには革新的なデザインを採用。
また、音質の極みを徹底的に探求しています。
ツイーター、ミッドレンジ、ウーファー2基、更にスーパーウーファー2基を配した6スピーカー方式が使用され、伸びのある高音域から迫力の低音域まで、デザイン・音質共に妥協のないスピーカーユニットを完成させました。
このシリーズは、音のエッヂが弱いため、「クラシック音楽」や「声楽」のような「色気のある個性的な音」を引き出すのに適しています。
長時間聴いていても飽きの来ない、心地よい空間に浸れることでしょう。

「ベネレシリーズ」においては、J-POPやロック等どのジャンルにも合い、このメーカーの良さである「雑味が少ない明るい音」を活かすことができます。
また、金額的にも比較的安く抑えられており、小さめに設計されているため、一般のご家庭でも最上級の音を楽しむことができます。

これらに代表されるように、SONUS FABER製品は、特にクラシック愛好家には芳醇な音楽の時間を提供してくれることでしょう。
もちろん、マルチリスナーの要望にも十分応える音質、またリスニングルームのインテリアにも妥協したくないリスナーの要求にもしっかり応え、優美かつ先鋭的なデザインはきっと満足感を与えてくれるに違いありません。

音楽発祥の地といわれるイタリアの歴史や情緒あふれるこだわりの音は、今も進化を遂げながら受け継がれています。

そして私がいまだに現役で使っているメインスピーカーはソナスファベールクレモナです。☟

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これだけ新し物好きな私が他に浮気する気になれない程気に入ったスピーカーです。

車で例えるとジェントルマンな感じがアストンマーチンとイメージが重なります。

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TANNOY(タンノイ)

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TANNOY社は、イギリスで1926年に創立された、今年で創業91年の世界最古のオーディオメーカーです。

TANNOYという社名の由来は、当時開発したラジオ用の整流器用の合金が、「タンタル+鉛アロイ」だったことから名付けられました。

第二次大戦後直後の1947年に、同軸2ウェイのドライバーユニット「デュアルコンセントリック」を開発しました。
高く評価されたことがキッカケで当時の有名な録音スタジオで採用され、一気に注目を集めました。

その後、「コンサートホールのような音響を家庭に」をコンセプトに開発されたのが、伝説的な機器「オートグラフ」。
創始者であるガイ・R・ファウンテン氏の名が由来となった「GRF」を発売。

さらに、「アーデン」、「III LZ」、「スターリング」などの「PRESTIGEシリーズ」は、30年以上に亘り、根強い人気を保ち続けています。

TANNOYの魅力は、ずばり「同軸2WAY式ユニット」です。
「デュアルコンセントリック」という名称がつけられ、重低音を鳴らす「ウーファー」と高音を鳴らす「ツイーター」、相反するふたつのスピーカーを同軸に設置することにより、より高音質な、コンサートホールにいるかのような音響を提供します。

この「デュアルコンセントリック」は1947年に開発されてから、現在に至るまでもTANNOYのオーディオスピーカーに採用されており、今ではTANNOYの代名詞であり、かかせないものとなっています。

これは車に例えるのは正直難しいですが、近いのはジャガーですかね。
但し、今の新しいジャガーではなく古いXJに限りますね。☟

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以上、ハイエンドオーディオを紹介しつつ車好きにもイメージし易いように車に置き換えて紹介してみました。

今回紹介したのは海外のハイエンドと呼ばれるオーディオメーカー達ですが国内にもハイエンドと呼ばれる至高のブランドが存在します。

機会があれば我が国、日本が誇るMade in Japanオーディオメーカーを紹介したいと思います。