100年周期に起こるパンデミック

100年周期に起こるパンデミック

100年周期に起こるパンデミック
2003年頃に中国広東省から拡散したSARSウイルス」の時は、実は中国のウイルス研究所から病原菌が漏れたことが2004年に報告されています。


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【写真はSARSウイルス】


したがって、今回の「新型コロナウイルス」も未だに証拠はないものの、「武漢国家生物安全実験室」から漏れたことは完全には否定できない状態です。だから、全く根拠のない陰謀論にしてはならないということです。

しかし、「中国科学院武漢病毒研究所」が発表した新たな分析結果によると、新型ウイルスのDNA構造はコウモリから見つかったコロナウイルスのDNA構造と96%一致しているとされています。

つまり、過去の「SARS」の感染源もコウモリということであったことで、新型コロナウイルスの発生源もコウモリであるというわけです。


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【写真はコロナウイルス




2020年という年には病原菌の蔓延が起こる100年周期のフラクタルが存在しているようです。

例えば、1720年には南フランスのマルセイユで「ペスト菌」によるウイルス感染があり、10万人が死亡したとされています。

また、1820年にはインドネシアやフィリピン、タイなど東南アジアで「コレラ菌」による感染が広がり、それも10万人が死亡したという記録があるようです。

さらに、ちょうど100年前の1920年スペイン風邪の流行から感染が広がり、世界で5000万~1億人が死亡したと言われています。



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当時、第一次世界大戦の真っ最中でありましたが、スペイン風邪終戦させた、という説があるほどです。

スペイン風邪は、パンデミック指数(PSI)最上位のカテゴリー5に当たり、世界各国での感染者は約5億人で、死者は1億人ともされています。

当時、世界人口は20億人を超えたところで、もし1億人ということであれば、世界の総人口の約5%が命を落としたことになります。

一方、日本ではその当時の人口約5500万人のうち約40万人が感染して亡くなったと言われています。つまり、世界中で感染して死亡した5%に対して、死亡者はたったの0.7%という極めて少ないことがわかります。

今後、本当に日本国内でのパンデミックは起きるのか、あるいは日本人が再び高い免疫力を世界に示すことになるのかどうかです。



そして今年、2020年に新型コロナウイルスによる新型肺炎が発生し、パンデミック寸前の状態となっています。

100年周期で人類に脅威を与える伝染病が流行してきたことを踏まえ、オカルト研究家の山口敏太郎氏はこう語っています。



「経済の動きや病気の流行には、周期的なものがあるといいます。人間が集団で動いた結果として歴史が刻まれていくわけですが、必然的に似たような流れは繰り返されてしまうんでしょう。“歴史は繰り返す”といわれてきましたが、このパンデミックの歴史も奇妙なシンクロ現象を起こしています。とても偶然とは思えません」


実は、陰謀説として「100年ごとに伝染病が流行しているのだから、今回は中国が意図的にアウトブレイクさせていたとしてもおかしくない」という見方も出ているようです。

科学問題研究家の阿久津淳氏は「武漢は中国で唯一、世界で最も危険な病原体(BSL-4=バイオセーフティーレベル4)の研究施設がある場所。
約100万人の中国人がアフリカで働いていることから、クリミア・コンゴ出血熱を引き起こす病原体を研究したり、エボラウイルスの変異速度やその治療法、ラッサウイルスなどの研究をしているといいます。(重症急性呼吸器症候群)SARSウイルスの流出が、北京の保管施設であったとの報告もあるぐらいですから」と語っています。

人為的に悪質なウイルスを作ることが可能だった施設があったことは間違いない。さすがに意図的にばらまくことはしないだろうが、何らかのミスで漏れてしまったのか、誰かが盗み出した可能性はないのか。

一方でこれらとは無関係で、報道されている通り、武漢の海鮮市場で販売されていたコウモリやヘビ、タケネズミなどの野生動物からの感染だったのか。一説には武漢の海鮮市場での第1号とされる感染者の前に、市場と無関係な者が新型肺炎の症状で病院に運び込まれたという話もある。

いずれにしても、新型コロナウイルスが100年周期の世界的伝染病として広がる可能性が出てきたのは確かです。

山口氏は「一部で、意図的に何者かが人工ウイルスを世界に拡散しているといわれていますが、人間の潜在意識の集合体としての歴史は、まるで神仏のように我々人類を定期的に間引いているのかもしれませんね」と指摘しています。


山口氏の言うことだからちょっと…(おっと失礼💦)

と思うかも知れませんがあながち冗談ではなさそうな状況になっています。



では、世界で死亡者が約4000万人とも5000万人ともいわれているインフルエンザのパンデミック(世界的感染流行)「スペイン風邪」から100年が経った今、我々はスペイン風邪から何を学ぶべきなのだろうか?

100年前のパンデミックとは

インフルエンザに気をつけたい季節がやってきた。今年はすでに9月頃から感染者が出始めていたが、世界でも中東からニューヨークに着いた旅客に集団感染の疑いが出るなど衛生当局は注意喚起している。

インフルエンザが気になる季節だが、新型インフルエンザが大流行する危険性は高く、政府が対策を講じつつある。政府は内閣官房新型インフルエンザ等に関する関係省庁対策会議を設置し、2018年6月には対策ガイドラインを改定した(2018/10/12アクセス)。過去数十年間にヒトが経験したことがないHA型またはNA亜型のインフルエンザ・ウイルスがヒトの間で伝播して流行したときにこれを新型インフルエンザ・ウイルスと呼ぶとされ、このウイルスに感染して起きるのが新型インフルエンザということになる。

2017〜2018年の冬のシーズンのインフルエンザは世界で猛威をふるい、米国では約8万人が亡くなったとされている。このインフルエンザはH3N2型だったが、過去にはいろいろなタイプのウイルスがパンデミックを起こしてきた。

1918〜1919年にかけて世界に広がったのがスペイン・インフルエンザ、いわゆるスペイン風邪のウイルスで、これはA/H1N1亜型だった。また、1957〜1958年のアジア・インフルエンザはA/H2N2亜型、1968〜1969年の香港インフルエンザはA/H3N2亜型となっている。

この中でも最も人類に甚大な被害を与えたのが、スペイン風邪だ。このインフルエンザ・パンデミックは、20〜40歳代の死亡率が高く年齢別の死亡率をグラフにすると「W」字型になること、細菌性肺炎、鼻からの出血、皮膚が青紫に変色する(チアノーゼ)といった特徴を持っていた。

20世紀初頭、まだ抗生物質が発見されていなかったし、ウイルス学も発達しておらず、医薬的な技術はインフルエンザ・ウイルスに対してほとんど無力だった。患者の隔離、手洗い、うがい、防毒、集会や移動の抑制などしか手立てがなく、流行を抑えることができなかったといわれる。

スペイン風邪のウイルスは1920年代に免疫を持ったヒトに対する感染を終えたが、ブタでは進化を続け、2009年にパンデミックを起こしたH1N1型との関係が示唆されている。つまり、スペイン風邪のウイルスの遺伝子は依然としてヒト以外の動物の間で往き来し、いつそれが変異してヒトに感染するかわからないというわけだ。

スペイン風邪で全滅した北米の村


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現在では抗生物質もワクチンもあり、公衆衛生的な知見も蓄積され、政府行政などによる防御態勢も整えられている。1918年のスペイン風邪と同じ程度の毒性を持つウイルスがパンデミックを起こしたら、最悪の場合、世界で1億4700万人が亡くなるとの予測もあるが、当時の環境や複雑な流行メカニズムが再現する危険性は低い。

一方、交通機関が発達してライフスタイルも多様化し、気候変動の影響もあってインフルエンザが流行する別の側面が生じつつあるのも事実だ。高速度で人間や動物を含む物質が移動し、生活習慣と抵抗力が変化して途上国人口も増え、気候変動によって従来のウイルスの異種間変異の常識が通用しなくなっている。

インフルエンザ・ウイルスがパンデミックを起こすためには、ウイルスのタイプ、トリやブタなどの感染宿主での変異、環境、ワクチンの不備など多種多様な要因が絡み合う必要がある。それぞれの要素について対策を練り、早期探知情報収集・状況把握・ウイルス型の判別・ワクチンの手当、家畜や野生生物のウイルス型変異の研究などの準備しておけばパンデミックを防ぐことは可能だ。

筆者は北米アリゾナ州を旅している際、荒れ果てて廃墟となった無人村に出くわしたことがある。墓石をみると、ほとんどの没年が1918年だったことに衝撃を受けた。

スペイン風邪で一村全滅したというが、そもそものパンデミックの発源地は米国カンザス州の陸軍病院だったのではないかといわれている。そこから世界中へ伝播したというわけだ。

1957年のアジア・インフルエンザも2009年のインフルエンザもスペイン風邪のウイルスと同根とみなされている。スペイン風邪のウイルスの子孫は、100年経ってもまだ地球上に生き残っているのだ。


このように世界各地で多種多様なウイルスは存在しており、いつパンデミックを起こすか分からない状況です。

いや、100周期でパンデミックが起きている歴史を考えてみると予測できないことはなかったと思います。

幸い日本は島国。

このパンデミックは入国を規制することでほぼ完全に防ぐことが出来ます。

ほぼ完全に防ぐことが出来る…

しかし日本はこれをしなかった。

政府は馬鹿の集まりなのか?

いや、政府ばかりではない。

ちょっと想像力を働かしてみよう。

仮にコロナウイルスが猛威を奮う前に入出国を制限したとしよう。

するとどうなるか?

まず、観光客で生計を立てている企業や旅館など商売をしている人たちが騒ぎだす。

それをTVなど報道機関が批判。
(そういえばコロナウイルスは人から人へ伝染らないと言ってた専門家達は何処へ行ったのだろうか?)

勿論、野党も一緒に大騒ぎ!



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といった情景が目に浮かびます。


以前、ある番組で長嶋一茂がこんなことを言ってました。

アメリカではハリケーンが来る可能性があると直ぐに知らせて避難させます」

「そこでもし、ハリケーンが来なくても誰一人として批判する人はいません!」

「これが日本だと来ないのに避難させたことに対して責任追求を言い出す人たちが必ず現れます」

「だからある程度の信憑性を確認するまで行動できない」

「ここは来なくて良かった。で良いのではないか?来ないことを批判する人たちを無くすべき」


と言ってました。

私もこの意見には同意です。


インターネットが広まって個人の意見がダイレクトに発信できる世の中になりました。

だから1人の意見が数千、数万に取られる可能性があります。

そして非難する人に限って発信力があったりします。

生き辛い世の中ですね。