映画ジョーカーを観た率直な感想🃏

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映画ジョーカーを観て来ました。


イオンモールで上映時間を調べて待ち時間の間に買い物しようと思いましたが、確認すると上映5分前(゚Д゚;)

慌ててチケット買って入場しました。

 

 
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観客の数は大体5割くらい。


当たり前だけどR15指定なので年齢層は高めです。

見渡したら一人で観に来た客が多くて、隣は30前後のカップルが座りました。

先ず、感想を述べる前に軽くストーリーを記載します。
 
 
■ストーリー

「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。
都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。
笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、
狂気溢れる<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか? 
切なくも衝撃の真実が明かされる!

監督・脚本:トッド・フィリップス(『ハングオーバー』シリーズ)
脚本:スコット・シルバー(『ザ・ファイター』)
 




 
 
 
それで本編を観た感想ですが‥


この映画を観るには心構えが必要だと思う。
私は上映時間前に飛び込みで入場したので割と軽い気持ちで席に着いてしまいました。

その経験から初見の方は精神状態が安定しているときに観ることをお薦めします。

そしてマーベルのようなアメコミ映画に見慣れた人が観ると期待を大きく裏切られます。
(そんな奴いないと思うが‥)

これはアメコミのキャラを使った社会問題を訴えた映画だと感じました。

特にホアキン・フェニックス演じるアーサーが凄い!

笑い声だけで喜怒哀楽を演じていて、泣いてるようにも聞こえる笑い声が私の心に訴えてきて胸が息苦しくなった。

これは凄いこと!

絶対に吹替えで観てほしくない。

いや、これを吹替えで表現するのは無理だろ?と思った。

観衆は(私もだが)ジョーカーを観に来ていると思うがジョーカーになるまでの時間が非常に長い。

この映画はジョーカーになる前の前身、アーサーの葛藤を丁寧に描いている。

これでもかという程の理不尽な仕打ちを受けて、これなら誰でもプチジョーカーくらいならなっても可笑しくないと思う。

また、この映画では階段がよく画面に映る。

特に印象的なのは辛い仕打ちを受けた帰り道でアーサーが階段を昇る描写多く、いつも足取りはおぼつかず、フラフラして階段に躓きそうになる。

まるで辛くても頑張って生きようともがいてることを階段を昇ることで表しているように思える。
 
 
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そしてジョーカーなったあとは逆に階段を降りる描写が多くなる。

そのジョーカーは吹っ切れたことにより楽になって悪に堕ちることを階段を降りることで表したのではないかと思えた。

現にジョーカーは楽しく踊りながら階段を降りている。
 
 
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アーサーの時は誰一人味方がいなかった。
なのに、犯罪をおかしてジョーカーとなって以降は爆発的に人々から支持されることになった。



ジョーカーとしてはカリスマ的存在で‥

アーサーのときは存在自体が社会から否定され、
もう何処にも居場所がない‥
 
 

ジョーカーが発した言葉でこういうのがある。

 
 
「人間が善でいられるのは奴らを取り巻く環境がいいからさ」
 
 
非常に奥が深い言葉だと思った。



この映画は彼女を連れて観に行くにはテーマが重すぎる。

実際、私の隣にいたカップルの足取りは重かった。