トヨタが目指すもの

トヨタのお膝元、豊田市の下山に新しくトヨタテクニカルセンター下山という開発施設がオープンしました。

ドイツ・ニュルブルクリンクと同じ考え方でつくられたカントリーコースで自然の地形をいかした、高低差70m、全長5.3㎞のコースは、クルマにも人にも非常に厳しい「道」で土地面積は東京ドーム140個分にも及ぶそうです。

ここであれこれ言う前に、先ずは以下のビデオを見てみましょう。




この映像内で豊田章男社長がメッセージを残しています。

メッセージには今後のトヨタが目指すべき方向性が表されていると感じられたので活字にして紹介したいと思います。



何故こういう道が必要か?

これはですね。

もっと良い車を創るからです。

そして、道が車を創る。

だから、厳しい道を作り。

厳しい道を安全に走ることができる車。

これこそが我々がニュルで、ずっとやってきたことなんですが…

やはり、この豊田市という場所でこの道が出来たこと

これからの…トヨタの…車の…作り方に…

ぜひ!ご期待いただきたい!!

というふうに思います!




社長の熱い言葉ですね。

そして、このビデオの最後(CMでも流れています)には香川編集長が気になる言葉を残しています。



もっと良い車って…

もしかして自動運転じゃないよね?




サラッと言ってますが、
これは我々、車好きにはハートに刺さる言葉ですよね。


これって今の自動運転技術に傾いている車社会に対して

「車って移動するためだけの道具だったら自動運転でいいけど」

「本来、運転することを楽しむための道具でもあったよね?」


 そう語りかけているようでもあります。


そこを踏まえてこれを観ると…





自動運転を全面に打ち立て、運転中、矢沢永吉に手放しをさせてからの一言


「ぶっちぎれ!技術の日産」


CM一つ取っても同じ車メーカーでこれだけ違う。

う〜ん、実に面白い。